音楽教室・ピアノ教室の集客方法・宣伝方法を解説！ネットで募集して生徒を増やす方法・生徒が集まるピアノ教室にするには？

今回は、ピアノ教室など音楽教室の集客にお困りの方に向けて、音楽教室の集客代行を行っており、かつ自身も都内でギター教室を運営している筆者(Stray Lamb Agent)の立場で、音楽教室の集客方法を徹底解説していきます。

音楽教室・ピアノ教室で生徒募集に使える集客方法・宣伝方法

音楽教室・ピアノ教室が活用できる集客方法を、オンライン(ネット)とオフラインに分けてまとめてみました。

以上を踏まえた上で音楽教室の集客において、まずおススメするのはWeb集客です。

Web集客を先に行うべき理由は、オフライン集客に比べて早期に集客の「正解」を探ることができるためです。

Web集客は、成果を数値で捉えることができ、施策の検証に要するスピードがオフライン集客と比べると各段に早いため、早い段階で、その媒体に集客効果があるのかを検証することが可能です。

ただWeb集客といっても何から手をつけるべきか分からない方も多いでしょう。

そんな方に向けて次は、「音楽集客のロードマップ」について解説していきます。

ロードマップを正しく理解するために、まずはWebで集客できる仕組みを知りましょう。

音楽教室・ピアノ教室のWeb(ネット)集客の仕組み

集客の仕組みを簡単に説明すると、以下の通りです。

どんなに沢山のお客さんから問い合わせがくるチラシを作ることができても、段ボールに入っていては全く集客できないのと同じように、ホームページも顧客に見られなければ集客することはできません。

従って、Web集客には、基本的に①集客できるホームページと②アクセスを集める手段の両方が必要であるということを理解しておきましょう。

特にチラシやホームページによる集客を行っているのに、生徒が集まらないという場合は、これら2つのどちらか、もしくは両方に異常があることが想定されます。

生徒が増えない原因と解決策については下記の記事で詳しく解説しているため、是非参考にしてみてください。

以上を踏まえ、次は音楽教室集客のロードマップについて解説していきます。

音楽教室(ピアノ教室)集客・生徒募集のロードマップ

結論として、音楽教室の集客のロードマップは以下の通りです。

また今回ご紹介する1~3までの施策は実際に「音アド」の集客代行サービスでも行っている施策になります。

図にするとこんなイメージ

①LP制作(集客に特化したホームページ)

集客を成功させるには、まずLP（ランディングページ）を作成することが重要です。

LPとは、「特定の目的に特化した縦長のウェブページ」のことです。

LPの例を見たい場合は、音楽教室集客代行サービスのページが参考になりますので、そちらをご覧ください。

効果的なLPを作るには、サービスを購入してもらうための文章力、つまりセールスライティングが非常に重要です。

ここでは、ピアノ教室向けにLPを作成する際のセールスライティングの例をご紹介します。

音楽教室のホームページ制作のポイントについて、別記事でも解説しているので興味がある方は「ピアノ教室/音楽教室のホームページ制作に特化！HP作りのポイントを徹底解説」をご覧ください。

「ホームページに書いていく内容は分かったけども、自分でホームページ制作なんて無理。誰かにお任せしたい。」そんな方は成果報酬制音楽教室代行サービスをご検討ください。

②リスティング広告

音楽教室オーナー様のほとんどがホームページを作ったら、後は放置しておけば集客できると思っていますが、基本的には難しいでしょう。

効果的なチラシを作成しても、それが段ボールの中に保管されているだけでは集客できません。同様に、HPやLPも閲覧されなければ意味がありません。

そのため、LPを作成したら、次にそのLPへのアクセスを増やすことが重要です。

しかし、関心のない人々からのアクセスを集めても、集客には繋がりません。

したがって、集客に結びつきやすい顧客（顕在顧客）からのアクセスを集めることが不可欠です。

顕在顧客とは、「今まさにピアノ教室」を探しているような人のことです。

顕在顧客からのアクセスを集めるための対策として、まず使いたいのは、リスティング広告です。

リスティング広告とは、GoogleやYahooなどの検索エンジン上に広告を表示する方法です。

設定したキーワードに基づき、ユーザーがそのキーワードを検索した際に広告が表示される仕組みです。

例えば、「草津市 ピアノ教室」と検索したユーザーに対して、以下のような広告を見せることができます。

Google検索では「地域名×楽器名教室」のキーワードに対する検索結果には、リスティング広告以外にも、自然検索からの流入を促すMEOやSEOも含まれます。

そのため、顕在層の顧客からのアクセスを確保するには、リスティング広告、MEO対策、SEO対策のすべてを行い、自社の情報が常に上位に表示されるようにするのが理想です。

しかし、予算や時間の制約でこれらすべての施策を実行するのが難しい場合もあるでしょう。

その際は、まずリスティング広告、特にGoogleのリスティング広告を活用することをおすすめします。

リスティング広告をおススメする理由は以下の4点です。

音楽教室の広告戦略については、「音楽教室の広告戦略について徹底解説！」で詳しく解説しています。

③MEO対策

「顕在層の顧客」をターゲットにしたアクセス獲得の方法は、リスティング広告だけではありません。

MEO対策やSEO対策を通じても、顕在顧客のアクセスを集めることが可能です。

例えば、「目黒区　ピアノ教室」といったキーワードで検索すると、下記のようなGoogleマップの情報が表示されることがあります。

このGoogleマップに自社の情報を表示させるための対策が、MEO対策です。

このように、MEO対策を活用すれば、「〇〇市 　ピアノ教室」や「〇〇市 バイオリン教室」といったキーワードで検索する顕在顧客を自社のホームページに誘導することが可能です。

ただし、MEOやSEOに関する上位表示アルゴリズムはブラックボックス化されており、こうすれば必ず上位表示されるという手法は公開されていません。

ただし、Googleからガイドラインが提供されているため、私たちは、これらのガイドラインやマーケターが発信する情報を参考にしながら、対策方法を考えているわけです。

そのため、下記に私が私が考えるMEO対策のポイントをまとめますが、個人的見解の域を出ないものであることを了承の上、読み進めていってください。

全ての対策が難しい場合であっても、①②までの対策で効果が出る場合もあるため、積極的に取り組んでいきましょう。

こうしたMEO対策についての情報は、Googleの「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」の記事が参考になります。興味がある方は一読してみてください。

またMEO対策を業者に頼むのも一つの手ではありますが、②までの対応であれば自身でも十分対応できます。できるだけコストを抑えたい方は、自信で対応することも検討してみてください。

④SEO対策

SEO対策とは、特定のキーワードで検索エンジン上に自社のウェブサイトの情報を上位表示させるための手法です。

基本的にリスティング広告やMEO対策と同様に「地域名×ピアノ教室」で対策していく方針でよいでしょう。

一方、全国展開を目指す場合などのSEO対策はサイト設計や導線設計をしっかり整える必要が出てくるため、SEO未経験の方は信頼できるSEO業者に依頼されることをおすすめします。

今回は一つの市区町村単位を商圏としたピアノ教室の集客を行うと仮定して、SEO対策について解説しておきます。

昨今のSEO対策は、複雑化しています。

上記の内容を、中々自分で行うのは難しいという方も多いはずです。

そんな方は、信頼できるSEO業者などに相談することも視野に入れましょう。

音アドでも、こうしたSEOに関する無料相談を受け付けております。

無料相談をご希望の方は、集客代行サービスの無料相談をご活用ください。

音楽教室のSEO対策についての詳しい解説は以下の記事で詳しく説明しているため、気になる方は、音楽教室/ピアノ教室のためのSEO対策ロードマップの記事をご覧ください。

⑤チラシ集客

最後にチラシ集客についても解説しておきます。

個人的にはチラシ集客はLPとリスティング広告を使ったWeb集客で一定の成果を確認した後に、実施することをおすすめしています。

以上のWeb集客では、集客効果のあったキャッチコピーや文章・画像などの傾向を数値データで把握することができます。

そのため、それらを応用してチラシを作ることで高い反応を得られるチラシを作れる可能性が高まります。

あとは、ターゲットとなるエリアにポスティングを行ったり、生徒さんに紹介を促す販促物として使うと良いでしょう。

音楽教室・ピアノ教室のチラシ集客については下記の記事で詳しく解説しているため、参考にしてみてください。

音楽教室・ピアノ教室の集客を行う上で注意するべきこと

音楽教室の集客で気を付けるべきことは、必ずLTVがCPOを上回るようにすることです。

当たり前ですが、そうしなければ利益が出ません。

ただし、音楽教室は基本的に生徒さんが1~2年と習い続けてくれるストック型のビジネスモデルであり、非常にLTVの高いビジネスです。

よほど、費用対効果の悪い広告集客を行わない限りは、LTVがCPOを下回るということはありません。

そのため、論点となるのは、「何か月目でLTVがCPOを上回るか？」つまり、「生徒様一人あたりが何か月習ってくれたら、黒字化するのか？」ということです。

黒字化許容ラインは、①事業主の収入状況・②外注モデルで教室を運営しているのか？によって大きく変わってきます。

ただ私の実体験からお話しておくと、さほど貯金もない状況で、広告をかけて集客する場合、どんなにおそくとも3か月目には黒字化できないと、精神的にキツイものがあります…(笑)

つまり、月謝1万円の生徒様を獲得するために、CPO3万円が許容範囲といったところでしょうか。

逆に広告によって集客が上手くいった場合でも、2か月目までは、基本的に赤字であることを想定しておきましょう。

そのため、広告を使って集客を行う際は、別で収入源を確保するか・ある程度貯金がある段階で挑戦されることを強くおすすめします。

一見するとリスクがあるビジネスのように思うかもしれませんが、世の中のフランチャイズなどの黒字化ラインが1年~5年などであることを踏まえると、「まあ、そんなものか・・・」とも考えられます。

やはりビジネスですから、ある程度腹をくくって挑む必要があるようです。

ここでは、CPOを下げ、LTVを高める方法について解説しておきます。

①CPO（顧客獲得単価）を抑える方法

CPOとは、顧客一人を獲得するのにかかったコストのことです。

例えば生徒1人を獲得するために広告費が1万円かかったとしたら、CPOは1万円になります。

利益を残すためには、売上から経費(ほとんどが広告費：CPO)を引いた値が大きくなれば良いわけですから、CPOを抑えることで残る利益を増やすことができます。

CPOを下げる方法は大きくわけて2つあります。

CPA(問い合わせ獲得単価)を下げる

CPA（Cost Per Acquisition）とは、広告やチラシなどを通じて見積依頼を獲得するためにかかった1件当たりのコストを指します。

CPAを下げる方法は、広告媒体や集客方法の組み合わせによって様々です。

リスティング広告などは知識がない状態で運用すると、とんでもないCPAになってしまうことがあるため、予算に余裕がある方は初期設定・初期の運用だけでもプロの代理店に運用を依頼することをおすすめします。

なお、こうした音楽教室のリスティング広告運用を含めて、音楽教室集客代行サービスでは巻き取っていますので、是非この機会に無料集客相談を活用してみてください。

成約率を上げる

CPOを下げるには、体験レッスン後のレッスン成約率を上げることも非常に重要です。

ただし、音楽教室の講師方々の多くは、生徒さんたちに対して、非常に献身的な方が多く、ネットから体験レッスンの依頼が来た後の成約率もほぼ100%に近いという方が多い印象です。

そのため、逆に成約率が80%を切る方は自身の体験レッスンの進め方や話し方などを見直してみると良いでしょう。

②LTV(客単価)を上げる方法

LTVとはカンタンに説明すると、1人のお客さんが一生涯にあなたにもたらしてくれる売上(≒利益)の総額です。

音楽教室は基本的にリピートされるビジネスモデルです。

ここでは、音楽教室のLTVを高める方法を軽くご紹介しておきます。

その他のピアノ教室に生徒を集める募集方法について

では今回特に触れなかったYouTubeと各種SNSに対する集客効果に対して筆者の見解を述べておきます。

YouTube

事実、YouTubeを使って生徒さんを集められている音楽講師の方は多数いらっしゃるかと思います。

ただし、そのほとんどがオンラインレッスンの生徒さんではないでしょうか？

このようにYouTubeは商圏が特にない商材に関する集客には強いですが、特定のエリアに限定された音楽教室の集客とは相性が悪いです。

SNS(Instagram/X/TikTok)

SNS(Instagram/X/Meta)を集客に活用する場合です。

音楽教室で言えば、Instagramを使って集客されている教室がかなりいる印象です。(特にピアノ教室やリトミックなどに多い？)

今のところと、私はそこまで力を入れておらず、集客につながった実感はありませんが、今後伸ばしてい行きたい集客媒体の一つです。

今後、成果が出ていき次第、みなさんに情報を発信していきます。

Mata広告/Instagram広告

Meta広告/Instagram広告については正直言って、まだ未知数です。

音大受験向け・プロ向けなど教室のコンセプトがハッキリしているような、教室の集客との相性は良い印象ですが、初心者向け&町の音楽教室的なコンセプトでの集客の場合は、基本的にリスティング広告から始めることをおすすめします。